近年のインプラント治療について

歯科治療におけるインプラントの歴史は約50年程になります。革新的な治療として登場したインプラントは、様々な技術の変遷、改良と紆余曲折経ながら、その歴史を作ってきたわけでありますが、従来の歯科治療法を補ったインプラントの治療効果は、現在では確実に市民権を得た治療法といえるでしょう。今から10年ほど前になりますが、リスクや事故などが報道され、その印象が強く残っている方も少なからずおられるかと思います。

しかし、そのことで危機感を持ったインプラント業界全体の取り組み、またエビデンスの積み重ねにより、近年では、どうすれば安全性が高まり、どうすればリスクが生じるか、ということの解明が大きく進んでいます。

当院では、安全性・審美性を高め、患者様のご不安を和らげるためのさまざまな取り組みを行っております(インプラント治療へのこだわりについて詳しくはこちら)。

また、経験豊富な院長を筆頭に、インプラント治療・メンテナンスに精通したスタッフが揃っています。まずは、“今のインプラント治療”を知るところから始めてみませんか?

インプラント治療を検討している方、入れ歯やブリッジにご不満がある方は、ぜひ一度、当院にご相談ください。

痛みについて

手術は局所麻酔下で行うため、痛みが生じるということはほとんどありません。ご不安な方には、別途費用(出張費)がかかりますが、麻酔科の先生をお呼びして、半分眠ったような状態で手術が受けられる「静脈内鎮静法」を行うこともできます。

術後の痛みについては、処方する痛み止めで問題なく日常生活を送っていただける程度のものです。

手術の方法によって、痛みの現れ方は異なりますので、必ず、事前に詳しくお話しさせていただきます。どうぞ、ご安心ください。

費用について

当院では、生態親和性の最も高い純チタン製(gradeⅣ)のインプラント(ストローマン、ノーベルバイオケア)を中心に使用し、適正な価格での提供に努めております。

医療費控除の活用、分割払いの利用で、患者様のご負担も軽減できます。ぜひ、お気軽にお問合せください。

費用について詳しくはこちら

メンテナンスの重要性

インプラントは、人工物であるにもかかわらず、何十年にもわたって、お口の中で正しく機能することが期待できます。

だからこそ、天然歯と同じか、それ以上にきちんとお手入れをすることが大切です。当院では、セルフケアのしやすいインプラント治療を行うと同時に、術後の丁寧なメンテナンスを提供しております。

毎日のセルフケアも、定期的なご来院の上でのメンテナンスも、インプラントを長持ちさせるには欠かせないものです。インプラント治療を終えても、必ずメンテナンスにお越しくださいますよう、ご協力をお願いいたします。

メンテナンスの重要性

治療の流れ

  1. カウンセリング まずはお悩み・ご希望をお伺いします。当院のこと、当院のインプラント治療のことを知っていただくため、何でもお尋ねください。
    費用につきましても、その時点で分かる範囲でお伝えいたします。
  2. 基本診査 レントゲン撮影、型取りによる口腔内模型の作製を行います。
  3. 精密検査(CT撮影)、コンピューターシミュレーション ほとんどの場合、レントゲン撮影だけではなく、CT撮影も行います。CT撮影を行うことで、インプラントを埋入する骨の状態を詳しく知ることができます。
    CT撮影で得られた画像から、コンピューターシミュレーションによって人工歯の設計を行い、そこからインプラントを埋入する位置を正確に決定していきます。
    ※ご希望の方には、サージカルガイドを作製し、埋入手術の際に使用します。
    サージカルガイドについて、詳しくはこちら
  4. 診査結果の説明 インプラント手術の可否、術式などについてご説明します。また、最終的な治療計画と費用のお見積りなどをご提示します。
  5. 手術前の治療 インプラント手術を行う前に、必要に応じて虫歯や歯周病などの治療を行います。
    手術前の治療の重要性について、詳しくはこちら
  6. インプラント手術 局所麻酔の上、インプラントを埋入します。手術器具などは、完全に滅菌したものを使用し、最大限無菌的な状態で処置を行います。
  7. 消毒、抜糸 手術後は、1~2回程度の消毒を行います。手術後、10日前後で抜糸ができます。
  8. 上部構造の作製、装着 手術後1カ月半~4カ月間は、インプラントと骨が結合するのを待つ期間です。その後、精密な型取りを行い、インプラントの土台(アバットメント)と人工歯(上部構)をインプラント専門の技工所で作製し、装着します。
  9. 定期的なメンテナンス インプラントを長期にわたって快適に、きれいに使用していただくため、埋入後は定期的なメンテナンスにお越しください。毎日のブラッシングについても、歯科衛生士から指導いたします。

サージカルガイドを使用したインプラント1本ケース

BEFORE

before

右下6番歯根の破折のため抜歯

AFTER

after

ガイデッドサージェリーにより想定した理想的な位置にインプラントが埋入され、上部構造(歯の部分)との調和も取れている

CTシミュレーション画像

CTシミュレーション画像01
CTシミュレーション画像02
CTシミュレーション画像03
CTシミュレーション画像04

主訴

歯肉の腫れ

治療期間

7ヶ月

費用

423,500円

リスク

術後のインプラント周囲炎
術中の出血
術中の下顎管の損傷